動物福祉の会AWSは関東で犬猫の保護・里親探しをメインに活動する愛護団体です。日々、犬猫のお世話と里親探しに頑張っています!そんなAWSでの日々を綴っています。 興味があればHPにもどうぞ!
グリとガラが卒業しました.
2013年07月28日 (日) | 編集 |
 ブログで何度もご紹介した猫のグリとガラが,この度良縁に結ばれ,無事にアウスを卒業いたしました.
 二人一緒ではなく,それぞれ別の里親さんの元へ,一週間ちがいで貰われていきました.

 先に卒業したのがグリ.
グリ①


 グリはアウスの猫の中でも特に甘えん坊で人懐こくて,ボランティアさんやスタッフさんのみんなに愛されていたかわいい子でした.
 プロフィールにあったように,ちょっと空気の読めないマイペースな感じが,また余計にかわいかったのです. 
 けれども慢性の鼻炎があって,頻繁にくしゃみをしては濃い鼻水を周囲に撒き散らしてしまうというハンデ(?)を持っていたので,里親会で声を掛けられても事情を説明すると敬遠されてしまって,なかなか譲渡が決まらなかったのです.
「そろそろ4歳になってしまうグリ. この子もずっとアウスに残ってしまうのかな…….」と,思っていたところに,グリを希望して下さる方が現れました.
 その方々は,つい最近病気で愛猫を亡くされたばかりとのことでした.
 グリの慢性鼻炎による鼻水のことや野良生活から直接施設育ちになって,人間と暮らしたことが無いので,施設では人懐こく振る舞っていても全く知らない場所に行ったらどんな反応をするかが読めないということ,先住の猫と上手く付き合えるかどうか分からないということなど,全ての想像できるマイナス面を説明したところ,「亡くなった子も慢性鼻炎で鼻水を飛ばしていたので,懐かしい…….」とさえ言って下さり,また,「すぐに馴れるとは思っておらず,グリの様子を見ながら焦らずゆっくりやっていこうと思います.」と,言って下さったのです.
 少し前に卒業したペコさんの里親さんもそうでした. すんなりと馴れない猫のペースに合わせて,無理のないように見守って下さる. そんな方々が里親さんになって下さると,なかなか縁付かず何年も施設にいて諦めていた子たちのことを「実は運命の人が迎えに来る時を待っていただけだったのだ.」と思えてくるのです.
 グリは,お届け当日興奮してしまい心配しましたが,グリだけのゆっくりできるお部屋を用意して下さっていたので,その後時間は掛かりましたが,だんだんと馴染んでくれたようです.
 また,これは私どもが反省しなくてはいけないのですが,里親さんがグリのちょっとした異変に気付き,病院で尿路結石の初期を見つけて下さったのです. 人間の目が行き届いたことで,グリの結石は重症化する前に処置してもらうことができました. あのまま施設にいて多頭で猫だけの生活が続いていたら,きっと血尿か最悪の場合尿毒症になってしまうまで気づいてあげられなかったのではないかと思い,今考えてもぞっとしますし,里親さんには感謝のしようもありません. グリにとって本当に運命の人であり,命の恩人でもあったわけなのです.
 先住のオス猫君は,グリとはちょっと風合いの違うグレーの毛色のとっても美形な猫ちゃんです. のんびりとした性格ということで,グリが行った日も特に気にした様子はなく,ゆっくりと窓辺で外を眺めていました.
のんびりさんと甘えん坊さんの男の子ふたり,きっとよいお友達になれると思います.
グリとガラ 籠で
写真; グリとガラはいつもいっしょでした。

2013_0118_グリ 陽光を背に②
写真; おちゃめなグリ 時には真面目な表情もしました。


 次に卒業したのが,ガラです.
ガラ②

 ガラは,グリと一緒に群馬からやってきた子で,男の子だけれど人間にベタベタすることも,新たな入所猫にちょっかいを出したりすることもない,ちょっぴり中性的なおとなしい猫でした.
 施設にいた時は,何とか触ることは出来ましたが,明らかに我慢して触られているという感じで,グリのようには人間に馴れていませんでした. そんなわけで,何度か里親希望のお話もあったのですが,脱走の心配などがあってなかなか譲渡するまで決断ができませんでした.
 それが,グリのお見合いからちょうど一週間後,以前アウスから猫をもらってくださった里親さんからガラを希望したいとの連絡を頂きました.
 この方々も少し前に愛猫を亡くされていて,「相棒を亡くして落ち込んでいる猫の為にお友達が欲しい.」と,ガラを希望して下さったのです.
 元々アウスの里親さんであれば脱走防止のテクニックは完璧でしょうし,また,アウスから行った先住猫ちゃんはとてもフレンドリーな子で,きっとガラを快く迎えてくれ,一匹で貰われるよりもその子がいてくれた方が上手く行くはずだと,先住猫の元預かりボランティアさんからお墨付きをもらったので,思い切ってガラを託すことにしました.
 何より譲渡の決断に至った理由は,この方々もやはり,ペコさんやグリの里親さんと同じ考えで,「本人(猫)に負担がかからない限り,時間が掛かってもがんばってあげたい. もしくは,我々に馴れてくれなくても,先住猫とこの家での生活を幸せと思ってくれるのなら,それでいい.」と言って下さったからでした.
 お届け当日はグリのように興奮はしませんでしたが,ケージの隅っこで圧縮されたかのように小さく固まってしまい,しばらくは水もご飯もトイレも我慢してしまったガラでした. けれど,後日ケージから出て自分の隠れ場所を確保すると,次第に行動範囲を広げ,そして,ある日突然魔法が解けたかのように急に馴れてくれたという嬉しいご報告を頂きました.
 里親さんが,家の奥に隠れ込んでしまったガラを無理に引っ張り出そうとせず,本人の好きにさせて下さったこと,先住の猫ちゃんが何度となくガラに話しかけて遊びに誘ってくれたこと,そして先住猫ちゃんと里親さんのやり取りを見ていて,ここは自分(猫)にとって安全な場所なんだとガラ自身が思えたこと. これらのことで,ガラはすっかり心を開いてくれたようです. 今では,里親さんにあごの裏を撫でてもらうと,気持ちよさそうにするそうです.
 また,ご報告には,ガラは先住の猫ちゃん(女の子)にメロメロで追いかけて歩いているとありました. 施設にいた時にはあり得ないことでしたので,ガラにとって一番よいお宅に行くことができて本当によかったと思います.
 里親さんも先住猫ちゃんも,ガラの運命の人(猫)だったのです.
021+-+コピー_ガラとあまみちゃん
写真;里親さんより 先住の白ネコちゃんと

016+-+コピー_たらまちゃんになったガラ
写真; 里親さんより すっかりリラックスした様子のガラ

004+-+コピーあまみちゃんに甘えるガラ
写真; 里親さんより 先住の猫ちゃんにメロメロのガラ

現在,アウスでは,沢山の猫たちが運命の人が迎えに来るのを待っています.
特に,施設にいるかっちゃん,ぽけちゃん,メイ,桃などはグリ,ガラに続くように頑張っています.
この子たちに会いに,ぜひ施設にいらして下さい.
この子たちにも人間の目の行き届く,安心できるお家を与えてあげてください.
どうしようか迷っている方,決心がつかない方は,まずは彼らと顔合わせだけしてみませんか. 何度か会ううちに,もしかしたら運命の猫を感じることができるかもしれません.

                                                〈猫ボラS〉
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