動物福祉の会AWSは関東で犬猫の保護・里親探しをメインに活動する愛護団体です。日々、犬猫のお世話と里親探しに頑張っています!そんなAWSでの日々を綴っています。 興味があればHPにもどうぞ!
最近の猫舎の皆様……
2015年02月14日 (土) | 編集 |
 ここ数か月の施設(猫舎)の皆様について,ご報告いたします.
 実は,このところアウスの猫舎では,何度か猫たちのお引越しがありました.
 本来,猫というものは環境の変化を嫌うので,そう何度も住処の移動をするのはよくないことなのですが,このところ,そうも言っておられず,猫たちをあっちに入れてみたり,こっちに入れてみたりの日々が続いているのです.

 どうして猫を移動させなくてはならないかと言うと,「各部屋内での猫関係の悪化」によってストレスを受けて,具合が悪くなる子が出てきたからなのです.

 こんな施設にいると,有無も言わせず新人が入ってきます.
 大抵は,古くからいた猫たちと新人との折り合いが悪く,部屋全体の猫関係の悪化を招くことになるのです.
 預かりボランティアさんの家にいた子猫だったはずの保護猫たちは,あっという間に若くて立派な元気猫に成長します. すると,次の世代の子猫たちを預かってもらうために,大きく成長した猫たちは施設に入ることになります.
 そして,一般家庭でのびのび暮らしていたのに急に人とのかかわりの少ない施設に入れられた猫たちは,寂しさと,そこでの慣れない生活とでイライラしてきます.
 また,今までに比べて部屋にいる猫の数が明らかに多いので,何とか自分の縄張りを確保しなくてはと,周りの猫たちにケンカを挑んでいきます.
 ケンカではなくても,退屈しのぎに自分よりも弱そうな猫を追い掛け回して遊んでしまう猫も出てきます.

フク①
写真; 新入りのフク 更に部屋移動もあり、かなりナーバスになっています。

りりしいフク
写真; 身体の大きなフク 引越し後はいじめられていましたが、最近ちょっと様子が違います。

ちょっと風向きがかわりつつあるアオ君
写真; 縄張り意識の強いアオ君 これまで頂点にいようとしていましたが、最近風向きが不利な方向に変わってきました。

 そうしたことで,老猫や弱い猫はすぐにストレスを感じて具合が悪くなってしまいます.
 そのために,折り合いの悪い子同士は離して,元気すぎる子はまとめて老猫とは別の部屋に……と,いろいろと試行錯誤をしているのです.
 けれど,これもなかなかうまくいきません.
 皆,移動してすぐ後は「借りてきた猫」のようにおとなしくしているのですが,しばらくすると自分の本領を発揮してくるので,あちらの部屋ではいじめられっ子だったのにこちらの部屋ではいじめっ子になってしまったり,また,どの部屋にいても一番上のポジションを狙おうと暗躍したり…….
 現在のところ,猫たちのお引越しがうまく収まったとは言えない状況なのです.
 怖くてなかなかトイレにも行けず寝床でオシッコやウンチをしてしまったり,誰かが誰かを追い掛け回して「ぎゃおーっ」という声がしたり,いままで優しかった子が意地悪をするようになったり―――.

トイレベッドに隠れる紅①
写真; 居心地が悪くなり、このところ隠れてばかりの紅

毛布にもぐる紅
写真; 毛布に隠れる紅

箱に隠れる紅②
写真; 箱に隠れる紅

トイレベッドに隠れるかっちゃん①
写真; 何度も部屋移動をさせられたかっちゃん

外のトイレ
写真; 部屋の中のトイレを使えない子の為に、新たに設置した外のトイレ

日向ぼっこする桃
写真; こちらは引越しのうまく行った桃(紅の姉妹) すっかりご機嫌で、おしゃべり猫になりました。 

 そんな様子を見ていると,「それもこれも,無責任に避妊去勢手術もさせずに産ませるだけ産ませて,あとはごみ屑のように道端に捨てるか,他人任せにするかして平気でいる人間のせいだ! 明らかに譲渡数より捨てられる数の方が上まっているから,こんな飽和状態になるのだ! 人間なんて,ろくなもんじゃない!」と,こちらも荒んだ気持ちになってきてしまいます.

 けれども,くじけそうになっていたちょうどその時に,優しいお手紙と共に猫たちへの美味しいおやつが郵便で届き,更に別の方が,犬たちと猫たちへの贈り物を施設に直接持ってきて下さいました.
 ちょうど「人間なんて―――」と,くじけそうになったところでしたので,余計に心に沁みました.
 ひどいことをする人間もいますが,ずっと応援して下さる優しい方々だってちゃんといます.
 この方たちの存在を心の支えにし,猫たちに少しでも気持ちよく暮らしてもらえるよう,また,この施設から一匹でも多く里子に出してあげられるよう,あらゆる努力をしていきます.

犬猫へのプレゼント
写真; たくさんの贈り物 美味しそうな新商品まで!

ちゅーるとタルト②
写真; CMのまねをして「ちゅーる」を直接与えてみました。これは、人馴れがもう一歩という猫に有効な手段でした。(モデルのタルトは、人馴れしてます。片手で撮影したので不細工に写ってしまいましたが、タルトはシルバーに輝くイケメンの紳士です。)

素敵なお手紙とともに
写真; 可愛い愛猫の写真(左下)が載った素敵なお手紙とともに…… 以前、子猫の時にアウスから嫁いだ猫ちゃん。ご高齢にゃんこになってから買ってあげた、ご飯やおやつ……。 寂しい気持ちの中でもアウスを気遣い、送ってくださいました。

まるっこくて可愛いメイ①
写真; 丸っこくてかわいいメイ 現在のアウスでイチ押しの子

まるっこくて可愛いメイ②
写真; 身体は小さ目だけれど、もふもふで抱き心地の良いメイ

メイ③
写真; 男の子が苦手なメイ 優しいので女の子からは好かれています。

のびをするメイ
写真; 大人数が苦手なメイ 「みんなに頼られてばかりで疲れました。」

おめめパッチリメイ
写真; そろそろいいお年なので、早く嫁がせてあげたいです。

 
 まずは,「人馴れがあと一歩」の猫たちを何とか馴らし,一般のご家庭でも暮らしていけるようにしなくてはいけません.
 その為には猫好きの方々のご協力が必要です.
 声を掛け,優しく撫でてあげたり遊んであげたりすることで,猫たちはだんだんと人間に馴れてきてくれます.
 できるだけたくさんの方にボランティアに入って頂くことによって,その時間もたっぷりととることができます.
 もしも,どうしようかと迷っていらっしゃる方がいましたら,どうか「猫の為に」決心して下さい.
 家で捨て猫を保護したり,地域猫のご飯やりをしたりという「直接的な猫助け」が出来なくても,施設にいる子のお世話をして,どんどんと幸せな家庭に送り出してあげるという「間接的な猫助け」があります. これも困った猫の為には必要なことなのです.

 「ただ猫の為に……」という方,ご連絡お待ちしています.

                                                 《猫ボラS》
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